情報商材ビジネスとは

ネット詐欺の代名詞「情報商材」とは

情報商材とは、情報をそれ相応の値段をつけて売るビジネスのこと。それ自体は違法でも詐欺でもない。

どこが詐欺かとえば、数千円程度の内容の教材を騙して(上手いこと言って)数万円で十数万円で売るから詐欺になる。

この詐欺、ネットの盛んになった2000年頃に、いかにもネット時代にふさわしい新しい詐欺商法として有名になった。

ちなみにネット以前は、雑誌やスポーツ新聞の広告で売っていたが、ネット時代に入ると、情報商材とネットの相性が抜群だったことから、情報商材ビジネスが一気に活性化したという背景もある。

2021-07-17.png
NHK ネット広告の闇“情報商材”ビジネス その巧みな手口は


どこまでもスクロールするホームページがトレードマーク

詐欺のパターンは、「奇跡が起きる魔法の指南書」風で、「金儲け」「能力アップ」「病気が治る」が3大テーマだ。

情報商材の販売というか、キャッチ手法は、ほぼパターン化されている。
いくらスクロールしても終わりの見えない3〜4メートルはあるだろう長い長いホームページ。無料でサンプル進呈とか、なぜそんな信じられないようなことが起きるのかとか、とにかく最後までスクロールさせる餌をばら撒いてある。とうとう最後まで値段を表示しないままで終わるやり方もある。まあ一発で買わせる流れも抑えつつ、とりあえずメルアドをゲットしてからじっくり料理……ではなく、商材の魅力をどんどんエグいコピーで語っていく。

まさかそんな情報商材なんか買う人いないのでは……と思いきや(今どきそんな人いないはず…)、甘いなぁ、ネット引っ掛かる人は時を越えて引っ掛かる。


悪貨を見えなくする善意の良貨の情報商材スタイルの販売

ただ、情報商材=詐欺商法と言ってしまうのはちょっと乱暴すぎる。詐欺商法はどんなビジネスでもあるはずで、繰り返すが情報商材そのものが詐欺商材ではない。

「えっこんなの本屋で売ってるじゃない」という情報商材もたくさんあるが、独自のノウハウをそれなりの価値に見合う金額でネット販売している情報商材もあるからだ。

実際。情報商材のことなどまったく知らない先生が、

「なろほどネットで価値ある情報を売るにはこうすれば売れるんだ」

と情報商材の売り方を参考にして、あの数メートルのホームページを作って真面目に販売しているケースがある。


なぜ同じ中身の「情報商材」を多数のサイトで売っているのか

もうちょっと情報商材について説明しておこう。

情報商材のビジネスモデルについて説明しよう。この仕組みを知らないと情報商材を理解したとは言えない。

1)まず、情報商材販売カタログサイトがある。

2)情報商材を作って、このカタログサイトに代理販売を希望する業者や個人がいる。

3)この人たちの作った商材を掲載するカタログサイトがある。

4)カタログを見て売れそうな商材を買う。

5)情報商材は作り直したり書き直してオリジナルを作る。

6)自分のサイトで売る。

出版社ならば著者の作品を出版するのだが、情報商材は、著作権フリーのコンテンツ供給者→仲介者→販売者という流れだ。そして、オリジナルの表紙やタイトル、文章などもちょっとアレンジして販売する。

なお、元は同じ内容の情報商材をいろんなバイヤーが販売することもある。

いずれにしても、シンプルだがよく出来た仕組みだ。


情報商材のコンテンツを求めてやってくるコンテンツ供給者

一度ある先生のオフィスで大手の教育会社での通信講座化の話していたら、相席になったもう一社の人が「先生のコンテンツなら番版に売れますよ」という元気のいい話をしてきて、こちは「おっすごいな」とひるんだ記憶がある。後で分かったのは商法商材の「コンテンツ供給者」の人だった。

だらっと長い前置きを書いてしまったが、いまでも出版社ではなく通信講座ではなく講演依頼ではなく、商法商材の「コンテンツ供給者」が尋ねてくる場合もある。言い悪いなどない。ただ、ここまで書いた情報商材というものを理解しておくべきと思う。

この記事へのコメント