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zoom RSS 教育と技術(2)カリキュラムと教材作成

<<   作成日時 : 2007/10/08 01:32   >>

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同じテーマを扱っているのに、いわゆる解説書や実用書と、テキストなどの学習教材とはだいぶイメージが違うのだが、どこがどう違うのか。

どちらも目的は同じ、“教える”ための書物である。どちらのページも、同じように、文章や図版などがレイアウトされている。「ステップbyステップ」の考え方も似ている。それでも“イメージが違う”のは、テキストはまずカリキュラムをベースに組み立てられているというところにある。

ところで、カリキュラムとはなにかというと、
教育目標を達成するための教育活動全般のこと。具体的には、目標、内容、指導計画、指導方法、教材・教具、学習者の学習活動そして評価という一連の教育活動を体系化したものだ。

ある先生が自分の考え方や経験をもとに書いた解説書や実用書は、まず、読んで貰うための工夫が優先であり、どちらかというと啓蒙的な内容も多い。そのため、カリキュラムベースで作成されたテキストとは自ずとイメージが異なるのである。
どちらが優れているなどという比較ではなく、いずれにしても、双方、機能や役割が違っているのである。

カリキュラムの説明は、フリー百科事典 「ウィキペディア(Wikipedia)」を参照。


<カリキュラムと教材作成>

いっぽう、通信教育の教材、あるいは、企業人向けのテキストなどを見ると、カリキュラムを意識しないで作成しているものが多い。見た目は立派な印刷物であっても、学習には不向きなのである。たぶんカリキュラム作成を、単に教える内容を区分けしたプログラムを作ることだったり、目次だてすることで終えてしまっているのだろう。
特に、自学自習のためのテキストなどでは、カリキュラムが元になっていない場合、学習者の負荷が高まり、学習効果が低くなる。

以下、カリキュラム作成のステップを簡単にまとめた。専門的なカリキュラム学からいうとシンプルというか、不足も多いが、概ねここまででも作成できれば、学習のしやすい教材になるはずである。

Step【1】
カリキュラムを作成する場合、まず教えたい内容が先にある(場合が多い)。その内容を分類しながら単元(ユニット)化する。ここでは、“教える学ぶ”といった観点よりも、教えたい内容が体系化されているかどうか、過不足があるかどうかといった部分を判断する。
Step【2】
次に、学習の目標を設定し、それに必要な学習内容であるかどうかを判断する。この段階では、学習内容の中からキーワードを抽出し、それをマトリックス化していくという方法もとられる。
Step【3】
学習ステップと学習者の思考過程が適切にシンクロするかどうかを判断する。学習ステップができているように見えても、学習者の思考は階段を上がるようにはできていない。思考のスイッチバックがどこで起こるかなどの分析である。

<資料:カリキュラム>

「芝浦工業大学のシラバス検索システム」のHPの中にあるカリキュラム学の内容。
http://syllabus.sic.shibaura-it.ac.jp/syllabus/2007/ko1/57097.html?900

独立行政法人 情報処理推進機構のHPの中の「教育カリキュラムデザインハンドブック」。
ソフトウェア産業の教育支援のためのETSS(組込みスキル標準)がその内容だが、カリキュラムの構築のための資料として参考になるはず。
https://sec.ipa.go.jp/download/files/report/200606/ETSS_edu_Draft_20060609.pdf
独立行政法人 情報処理推進機構
https://sec.ipa.go.jp/download/

高槻市教育センターのHPの中の「カリキュラムを創る」を参照。
http://www.takatsuki-osk.ed.jp/center/pub/
http://www.takatsuki-osk.ed.jp/center/pub/curri_pdf/c1.pdf

<資料:カリキュラムマネジメント>

神奈川県総合教育センターのHPの中の「カリキュラム開発センター」
http://www.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/karisen/index.html
関野 栄子氏(伊勢原市立大田小学校)
http://kjd.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/chouken04/chouken402.pdf

九州大学学術情報リポジトリのHPの中の
「カリキュラムマネジメントの理論に関する先行研究の文献解題」
(田村知子氏:中村学園大学講師)
https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/bitstream/2324/793/4/KJ00000727351-00001.pdf

九州大学学術情報リポジトリのHPの中の
「アメリカにおけるカリキュラムマネジメント諭の研究 」(倉本哲夫氏:佐賀大学教育学助教授)
https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/bitstream/2324/3670/1/KJ00004253805.pdf

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